2017年4月13日木曜日

【第一章:マレビト・スズと風の国 十七・十八】その他色覚の話など。


うちのネコ全員集合w(*´ω`*)♥。+.。゚:;。+




【何色見えますか?】

全ての色が見えるのは4人に1人というカラーテスト画像

http://corobuzz.com/archives/23233



 ↑これね、ずっと前に高橋優さんがツイッターで言っていて、
当時も試してみたやつなんですが。


正解と、私の出した答は以下で!(๑•ω•́ฅ✧

皆さんも良かったら、やってみてください。(^ェ^)








色の境目に線が見えるじゃないですか?
 
例えば私はそれがだいたい43本前後くらいに見えます。

だからだいだい、正解数の39色以上に見えるんですが……。

見方によっては、もう少し多いようにも、少ないようにも感じるんですけどね。(^ェ^);





関連ページであったのでついでに。

エックスライト社のカラーIQ(色彩感覚)テスト

http://www.xrite.com/hue-test?pageid=77&lang=

本気でやってみました!


 結果



イエス!! スコア最高点の0!!(低いほど良好らしいです☆)


色彩感覚、これだけは自信あります! まかせて下さい!!Σd(ゝω・o)♥。+.。゚:;。+




というわけで、私は『4色型色覚』タイプだと思います。

今回何でこの話をしたかったかというと、

ちょっと前に(とはいえ一か月前くらいかな?(-ェ-);)

ニュース番組のコーナーで、日本人男性の20人に一人が色覚以上だと知ったからです。

参考までに。↓

男性の20人に1人が発生する色覚異常!科学がもたらす幸せが泣けるhttps://matome.naver.jp/odai/2144306500284127401




ということは、男性の20人に一人は、

というか、世界の4分の1の人にしか、

私が描く絵の本当の色合いは伝わってないんだな、と。(-ェ-);



そして、私が観ている世界の色合いは、他の人とは違って見えているんだな、と。

私が感動して綺麗だと思う景色や自然の色合いも、
他の人には「そうでもない」っていう可能性もあるんだな、と。


一生通じない共通認識が、色ですらあるんだな、とちょっと悲しくもあり。
それも個性や性格の違いに反映されるのかな?、と思ったり。


そのニュースで出演されていた方は、赤と緑が同じように見えるそうで……。

クリスマスカラーとかはどんな風に見えているのだろう?
という素朴な疑問をいくつもしてみたかったり。(-ェ-);



よく、臨死体験した人が見た『天国の光景』の話で、
地上では感じられないくらいの、たくさんの色で光輝いていて美しい、
って表現があるんですが、そういう感覚なのかな。

感じてはいるけど、その色に対しての名前がないし、
今まで見たことがないから表現も説明もできない色のような。

そういう話を聴くと、夢でもいいから観てみたい!って思うのだけれど。



そういう意味で、『肉体』は、『制限』なのかもしれないな、とも思うのです。



まあまとめると、

『好きな人と同じ美しい景色を観たいけれど、個人の肉体という境がある以上、
それは物理的に同じだという事はありえない』

っていう悲しさというか。(-ェ-);


みんなには、どんな風に見えているんだろうなぁ……。(^ェ^);




以下、

 【第一章:マレビト・スズと風の国 十七・十八(第一章最終話)】
+ちょっとだけ裏話。

となります。(^ェ^);



 ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ 



【第一章:マレビト・スズと風の国 十

ギンコが先導しながらさらに倉庫の先に進むと、
着替え用に円筒状になったカーテンがあり、
そこでちょうど地下をぐるりと半周したようだった。

降りてきた階段の直線状に廊下が一本通っていて、
廊下の両端にはエレベーターも付いているようだ。
天井から格子扉を通して四角く光が差している。

「ここから半分は、ボクのお店側!」
上のほうを指差しながら廊下をギシリと
飛び越えるように跨いで、ギンコが言った。
なんとなく、進一郎もちょっと飛ぶように廊下を跨いだ。

飛び越えた先には温かい色味だが艶のある白い壁と、
分厚い樫の木の扉があった。

扉には丸く小さな窓があり、アンティーク風のドアノブには
『Non entrare』《立入禁止》と装飾的に描かれた
小さな看板がかかっている。

「レオナはすごく綺麗に片付けてくれるんだけど、
綺麗過ぎてどこに何をしまったか分かんなくなっちゃうし、
メルーに任せるとやたら可愛い小物が増えてたりするんで、ね」

と、なぜか少し気まずそうに笑い、看板をひっくり返した。
裏側には『Occupato』《使用中》と描いてある。

ドアは最初だけギッという音をたてたが、
あとはギンコの“どうぞ”という左手で招くような
そっとした動作に導かれるように、静かに開いていった。


削ったばかりの、木の清々しい匂いがした。
右手天井から、白く美しい光が差している。
明り取りのために、庭に面した天井の一部が
傾斜したガラス窓になっているのだ。

ドアを開けたことで積もっていた埃が舞い、
外からの光を受けてキラキラと輝いている。
木の香りと一緒にそれを吸い込んだ進一郎は少し咳き込んだ。

「昔から道具は大事にしろって言われてたんだけど、ホラ、
こっちの道具って良く出来てて、ほっといても錆びたりしなくてさ」

正面にある大きく頑丈そうな木の机と椅子をガタガタ言わせながら、
何かをやや大雑把にまとめて引き出しの中にしまう音がしている。
振り向いた後ろ足で何か書き損じた物が溢れているゴミ箱を
机の下に押し込み、その反動で二つ三つ丸まったゴミが床に落ちた。
その床には木の削りカスのようなものが散乱している。

だがそんな様を笑顔でごまかすのギンコの足元ではなく、
頭の上のほうに、進一郎の視線は集中していた。

そこには色も形も、発する雰囲気すらも千差万別に、
世界中の様々な特徴のある仮面が掛けられていた。
イタリアのカーニバル風のもの、日本の能面や祭りの面、
アフリカや南の島の呪い師がかぶっていそうな怪しげな面等々。

「すごい……」
芸術的な感性にそれほどの自信はないが、
それでも生き生きとした迫力が伝わってくる。

「これみんな、ギンコさんが作ったんですか?」

褒められるとは思ってなかったのか、
意外にもギンコは少し照れたようだった。

「え、うん、まあね。もともと、ボク、あれなんだよ。
仮面職人のマエストロの家で生まれ育ったから。
趣味みたいなもので。旅先でもノミさえあればなんとかなるし。
どうせなら地球のいろんなタイプの仮面を彫ってみたくて」

改めて部屋を見回すと、入り口から右手の壁際には
丸太を輪切りにして四等分にしたような大きな木材がゴロリと
重ねて置かれ、机の横には手斧や大小さまざまな彫刻刀や
ノミのようなものがガラス扉の引き戸の棚に入っている。

部屋の左側には中央の机よりもやや薄いが細長い机があり、
それは彩色用なのか、絵の具のビンや筆、
絵の具皿が隅のほうにまとめて置かれている。

その上にはうっすらと下地の色の塗られた猫の顔型の仮面が、
いくつか紐のようなもので並べて吊るされていた。

「ヴェネツィアのカーニバルの仮面は、
貴族が身分を隠して無礼講でお祭りを楽しむために
使用して発展したものと言われているけど、
農耕民族や狩猟民族にとっては、仮面をつけた演者が『来訪神』、
春の訪れや収穫を与えてくれる豊穣の神様や、
冬や病気を表す悪魔そのものだったんだよね。
神を降ろす憑代《よりしろ》でもあり、自分ではない、
超人的なパワーを持った何者かになれる道具でもあり。
日本にも伝統芸能の能面から民間信仰のナマハゲまで、
色々あるよね。すごく興味深い」

照れ隠しなのか、おしゃべりの内容がいつもよりも真面目だ。

「ええと……オレ、シンプルな感じので良いんですけど……」
下地の色だけが塗られた仮面を指差して進一郎が言った。
確かに目玉や舌の飛び出ているエキゾチックな仮面も、
ある意味ではものすごい魅力というか引力を持っているのだが、
それを勧められても困るので念のため伝えておくことにした。

「……うん。そうか。なるほど」
机の前でくるくると回りながら話していたギンコがストップし、
ぱっとこちらを向いてツカツカと歩み寄ってきた。

そして吊り下げられている仮面の中から真ん中の一つを取り出し、
進一郎の顔の前に半分かざして、透かすようにして何かを見つめた。

「やっぱり。君だな。
君に合う模様を描くべきだからここで筆が止まってたんだ」

ギンコはそう言うと机の上の筆を取って絵の具ビンの蓋を開け、
筆で中をかき回すように一回転させると、
息を止め、迷いなく仮面に何かを描き込んだ。

「うん、意外とこんな感じ」
進一郎側からは何を描いたのか見えなかったが、
一瞬、仮面の表面が赤く光ったように感じられた。
ギンコは頷いて、まっすぐに伸ばした腕に持った仮面を
そのまま進一郎の顔に押し付けた。

「ぶっ」
「はい、深呼吸! ゆっくりと、仮面に呼吸を合わせるように!」

仮面に呼吸を合わせる? と言ったつもりだったが、
「もがががが」という発音にしかならなかった。

「“息を吹き込む”って言うでしょ? 
これからこの仮面は君のもう一つの顔になるんだから。
君の命や、魂の一部をこの仮面に分け与えるつもりで!
はい、ひっひっ、ふー!」

それは出産の時のあれだろ!
と突っ込みたかったがどうせ言葉にはならないので、
心を落ち着けて深呼吸することにした。

その間、実は風雷石はずっと光っていたのだが、
胸元を見る余裕のない進一郎には知る由もなかった。

ゆっくりと仮面の口の穴の部分から息を吸い込んで吐くと、
意外と呼吸が楽なことに気がついた。

恐る恐るつぶっていた目を開けてみると、
驚いたことに視界はほとんど遮られていない。
薄い透明のプラスチックの仮面を
肌に直接貼り付けている感じに近いだろうか。

改めて真剣に“命を吹き込む”つもりで息を吐くと、
ほとんど何かをつけている感じすらなくなった。
肌に吸い付いてしまったのか、一番近い感覚で言うなら、
日焼け止めクリームを顔に塗った感じだろうか。
つけた記憶と安心感はあるが、ほとんど意識はしないですむ。

「これも石の力なんだけど、
外したい時はそう念じれば簡単に外れるから」

組紐と同じ原理なのか、と納得して念じると、
顔からすっと離れる感覚がしたので、
慌てて両手で仮面を受け止めた。

ひっくり返してみると、面の表には明るい赤で、
細く繊細な曲線模様が描かれていた。
猫のヒゲや、縞模様のようでもあるし、
躍動感のある花火のようでもある。
色鮮やかな線が踊る猫の仮面は、笑っているような表情だ。

「ボクはなんとなく、太陽みたいなものを感じたんだけど」

それが自分に対するイメージのことを言われたのだと、
気がつくのに数秒かかった。

「……意外なんですけど」

「うーん、でも、そう感じたものは仕方がないというか。
でもボクは、人の本質を見抜く目はあると思うよ!」

仕方がないと言われるのもどうかと思うが、
ではこの仮面が気に入らないかと言うと、そんなことはなかった。

“懐かしい”のともちょっと違う気がするが、
こういう自分も確かに知っていた気がする。
進一郎には、そんな風に思えた。





 【第一章:マレビト・スズと風の国 十八】(第一章 最終話)


「旅ってさ、人生に似てると思わない?」

着替え用カーテンの向こうから、ギンコの声がした。

「いろいろ欲張って持っていきたいって思っても、
結局本当に必要な物しか持っていけないの」

ふざけているようで、時々まともな事を言うんだよなこの人、
と進一郎は着替えながら思った。
学生服の上着はバッグにしまい、道化師の衣装を着込む。
布地の多い衣装だが、意外と軽く、さらさらとして着心地は良い。

「でも、実はその人が生きていくのには、
それだけで充分なのかもしれない」

仮面はセットすれば帽子の中に収納できるようになっていて、
意志を込めれば簡単な動作で上げ下げできるようだ。
慣れれば手を使わずに操作できるようになるかもしれない。

「それに、本当に自分にとって捨てちゃいけない
大事なものは何なのかが解るよね。だからボクは、旅が好き」

鏡で見てみると、当たり前だが
普段とはまったく違う姿の自分がそこにいた。

明るい色のひらひらした派手な衣装で、
とんでもなく陽気な姿なのだが、
首を傾けて色々な角度から見てみれば、
仮面を身に着けた自分は笑っているようでもあり、
同時にどこか悲しそうな存在にも見える。

これもやっぱりオレなんだな、となぜかすんなり納得できた。
ひょっとしたら他の人間から見た自分は、
こんな感じなのかもしれない。

カーテンを開けて出て行くと、
壁に寄りかかって腕を組んでいたギンコが
身を乗り出して「おお」と言った。

「うん、似合う似合う。
この衣装にこの仮面の色合いの絶妙なバランス。さすがボク」
と満足そうに笑った。

ありがとうございます、というべきかと思ったが、
最終的にギンコの手柄になったようなので何も言えず、
結局仮面の中で口パク状態になった。

「で、ボク考えたんだけどね、こっちでの君の呼び名。
“スズ”ってどうかな?
あのね、鈴の音って、悪いものや災いを払って、
良いものや神様、祝福や幸いを呼び込むんだよ。
“進一郎”じゃ、名前だけですぐにマレビトってバレちゃうし」

うんうん、と進一郎は頷いた。
なんだか胸が詰まって上手く声が出せない。

「じゃあ今日から君は“道化師のスズ”だ!

さあ、これで今日、今この瞬間から君に『失敗』はありえない!
君はこの世界でたった今産まれたばっかりなんだから。

産まれたばかりの赤ちゃんがすることはみんな、
どんな結果が出ても失敗じゃなくてチャレンジだよ。
だって初めてすることなんだから。

誰も君を決めつけないし、命令もしない。
自由に生きてみなよ、スズ!」

そう言って手のひらでぽんと、大きく背中を叩かれた。

「よろしくお願いします!!」

自分でも驚くほど大きな声が出た。
ペコリと大きくお辞儀をしたので、二つに分かれた帽子の
先についた鈴が、前に振られてコロンコロンと音を立てた。
脱げないように慌てて帽子を押さえた。
仮面は肌に付いているが、帽子の方は重力に負けそうな不安もある。
この衣装に慣れるまでには、まだまだ時間がかかりそうだ。

「じゃあお昼ご飯にしようか!」
ギンコが明るく肩をたたき、連れ立ってくれる。

店への階段を上がるにつれ、地上からの光が差し込んできた。
眩しい光を仮面に浴びたその瞬間、まだ出逢ったことのない、
それでいてずっと心の中にいた自分が、新たに産まれ出た気がした。

マレビトの少年進一郎は、この時から『道化師のスズ』となった。



 【第一章:了 第二章へ続く】



☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ 





というわけで、ようやく第一章の最終話まで編集作業終わりましたよ!!
(>ェ<):


びっくりしたのが、『進一郎』の『郎』が、
『朗』になってたとこがあったことですよ!!Σ(o゚ェ゚);

まじか私!?

超凡ミスで危ないから!! ありえないから!!

めんどくさくても修正してみて良かった!!(TェT);


そしてけっこう、この日記上で読んでみてから、
さらに間違いに気がつく時もありますしね。(TェT);


こんな私なので……。

今後も間抜けな間違いもあるかもしれませんが、
良かったらよろしくお願いいたします……。


今夜はこの辺で……!!


真面目な裏話はまたいつか!!(TェT)。+.。゚:;。+








Nekotamibnneko