2017年7月12日水曜日

【第二章:スズと風のサーカス団シルフ 二十二 フローラ・デ・ルシア 一・二】と裏話など。



北九州豪雨の被害にあわれている方、
皆様が一日も早く安全で安心のできる環境で、
無事生活できるようになりますよう、お祈りいたします。

そしてお亡くなりになった方のご冥福をお祈りいたします。


早く良いお天気が続くようになってくれますように。

そして北九州にお住いのTさん、お元気でいらっしゃいますように。


こういう時にすぐメールとかをした方が良いのか、
あちらの状況が解らないからしない方が良いのかと迷いますよね。






  以下、【第二章:スズと風のサーカス団シルフ 二十二】、
     【フローラ・デ・ルシア 一・二】となります。


【フローラ・デ・ルシア 一・二】はフーカのお母さんのお話となりますので、
 このタイミングで載せるのはもうしわけないのですが……。

これで第二章の最終話となります。

最後にちょっと裏話つきです。(^ェ^);







 ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ 



 【第二章:スズと風のサーカス団シルフ 二十二】



「……それにしても、良くスズ君の好きな曲が分かりましたね」
全身の毛を乾かしながらブラッドが言う。

大浴場の壁に設置された巨大なエアコンのようなドライヤーからは、
温かく膨大な量の風が出ているのだが、一般的な地球のそれとは
違って、会話を大きく邪魔するほどの騒音は出ていない。

「ミュージックプレイヤーの一曲目とケータイ、
どっちにも入ってる曲だったし、ボクも好きな感じの曲だったしね」
ギンコが隣で答える。長い銀髪は風に吹かれて舞い踊っている。
ギンコが数回聴いただけの曲を弾けたこと自体に驚きはないようだ。
『吟遊詩人』にとっては、いわゆる『耳コピ』はお手の物らしい。

「それよりさ、もし彼が本当に何も出来なかったら、
どうするつもりだったの?」
今度はギンコがブラッドに問うた。

「その時はもちろん、我が団員達が黙っていなかったでしょうね。
凱旋公演のフィナーレを台無しにしたくはないでしょうから」
ブラッドが肩をすくめる様にして言う。
「みんな全力で場を盛り上げたと思いますよ。
即興の彼のサポート役として」

「つまり、出てきた時点で合格、と」
やっぱりね、という顔で巨大ドライヤーのスイッチを切り、
ギンコが笑いながら髪をまとめる。

「いえいえ、それでも彼が逃げ出したり、
こちらや観客に向って逆上するような性格なら、
一緒の旅はご遠慮いただいた事でしょうし。
やはり合格したのは彼の実力ですよ。
その場で自分に出来る最善の事を的確に判断し、
全力でやってのけたんですから。
その機転と勇気と行動力は、賞賛すべき彼の本質でしょう。
たとえ誰かさんに強引に舞台の上に放り出されたんだとしても、ね」
寝巻の上着を羽織り、ブラッドも笑って答えた。



あれから何分くらいたったのだろう。
声もなく泣いているフーカの傍で、立ち尽くしていたスズは、
ふと、自分の風雷石が白い光を発している事に気が付いた。

白い光は自分が“手放すべき”事があるサインだ。
スズは思い立ったように、バッグから電子辞書を取り出した。

「……ええと、ひょっとしたら、こっちの世界にも『花言葉』って
あるのかもしれないけど……あこれ、辞書で、カラー画像付きで、
けっこう色んな事が載っててさ、それでさっき調べてみたんだけど」
しどろもどろに何か言いだしたスズに、
フーカは疑わしげな視線を向ける。

「地球ではさ、その、写真に写ってるやつ。
『チューリップ』の花言葉って全体では、
『博愛』とか『思いやり』なんだけど」
電子辞書をスクロールさせながらスズは話す。

「その写真だと、モノクロだから何色かは判んないんだけど……。
“赤は、『愛の告白』。ピンクは『愛の芽生え』『誠実な愛』、
黄色は『名声』『望みのない恋』”ってこれはまあ置いといて……」

一呼吸おいて、最後にこう伝えた。
「紫は、『不滅の愛』、『永遠の愛情』、だって」


それまで呆けたように聞いていたフーカは、
ようやくスズが何を伝えようとしてくれているのかを悟った。
そして声をあげて泣き出した。

慰めるつもりが余計に泣かせてしまった事にうろたえたスズは、
また一気にまくし立てた。

「それでさ、地球で『チューリップ』って言ったら『オランダ』で、
オランダって言ったら『風車』なんだよ! 
だからさ、たぶんその遠くの方に写ってるのは風車で……」

それから小さな声で付け加えた。
「……よくあるんだよ、きっと、
オランダだと風車に巻き込まれるだとか……。
そういう風に怪我することも」
嘘は嫌いだ。
だけど自分が知らないだけで、
本当にそういう事もあるかもしれないじゃないか。


フーカはその言葉を聞くと今度はぴたりと泣き止んだ。
そして、袖で涙を拭いながら、しゃくりあげるように口にした。

「……良いの、知ってる。
そっちの世界には、『虐待』っていうのが、あるって。
調べたの、風雷石を使って、水の国の王立図書館で。
だからあたし、それから怖くて使えなくて……」

「バカだよね、忘れちゃってた、
初めから風雷石で写真探せば良かったんだ……」
泣きながら笑い始めた。
そしてまた声をあげて泣いた。



「……だからね、怖かったの。
もしあたしのお母さんが、こんな優しそうな人が、
そんな風になっちゃうなら、
あっちの世界は、どんなに酷くて、哀しい所なんだろうなって。
あたしは一人でこっちの世界に逃げて来ちゃったけど、
お母さんはどうなったんだろう、それで良かったのかな、って」

しばらくして落ち着いてきたフーカはネットに腰かけ、
自分の想いをぽつりぽつりと語り始めた。

「でも帰りたいとかじゃないの。
覚えてないんだけど、それはしちゃいけない気がするの、
私の場合は」

スズは隣に腰かけて、時々ただ、頷いている。

「こっちのみんなは優しいし、家族だし、
心配かけたりしちゃいけないんだど……。
だから時々、全部捨てちゃって、
忘れちゃったほうが良いのかなって思うんだ。
だけど、私が忘れちゃったら、お母さん、
どこにも存在しなくなっちゃう気がして。
……自分でもよく解んないんだ。やっぱりまだ」

写真を戻したロケットを手の中に大切そうに握りしめ、
サーカステントの高い天井を見上げてフーカは言った。
もう涙を流してはいない。

「……黙って聞いてくれてありがとう。
下手に『可哀想』とか言われてたら、ぶん殴ってたかもしれない」

ネットから飛び降り、くるりと振り向いて、スズに向って笑った。

「拾ってくれたことも、ありがとう。
……あと、冷たくしちゃって、ごめん。
マレビトの全部が、悪い人や怖い人じゃないのにね。
……警戒しちゃうんだ。あっちで育ってきた人って、なんか」

黙って聞いていたのは言えることが何一つなかったからだったが、
フーカの調子がいつものように戻ってきたことにスズは安堵した。

「……そうね。
団員審査にも合格したし、あんたも家族になったんだから、
あたしのことこれから、“おねーさん”って呼んでいいよ!」
出口に向かいながらフーカは胸を張る。

「いやそれはちょっと……。
どう見ても同い年くらいっていうか、フーカが今、十四歳なら、
オレ一歳年上だし、年齢的にはオレの方がお兄さんだと……」
追いかけながら苦笑してスズは答える。

「何言ってんの? あたしはこの世界で十年も先輩なんだよ!?」
「はぁ……。うーん……考えさせて下さい」

笑いながらサーカステントの外に出ると、涼やかで心地良い風と、
美しい鈴の音のような秋の虫の声が一斉に二人を包みこんだ。
澄んだ夜の空気を吸い込みながら、微笑みを交わす。

見上げれば、雲一つない夜空から、
清らかな月が二人を優しく照らしていた。





☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ 



【フローラ・デ・ルシア 一】


「やはりこれは天罰なのだろうか」と、
泣きわめく小さな悪魔を見て俺は思う。

短くなった煙草を灰皿で潰して、新しい一本に火をつける。
いつになったらこの悪魔は娘の体から出て行くのだろう。

酒場で口さがない連中が言っていた。
本当に俺の子供なら、俺と同じ黒い髪の子が産まれていたはずだと。
こいつの髪は俺の愛した彼女によく似た金色だ。
顔も良く似ている。
俺がこの世界で唯一愛して、そして失った、彼女に。

それともそもそも彼女が魔女だったんだろうか。
俺が家を空けている最中に、他の男と寝るような。
最初から騙されていたんだろうか。
こいつは肉体さえも悪魔が宿した子なんだろうか。

そしてまた最初の考えに戻る。
彼女を、愛する妻を失ったのは、
俺が彼女を無理やりあの村から連れ出したからだろうか?


彼女は、オランダ領の、小さな島の村の出身だった。
元々は海軍から追われて逃げ落ちた、
海賊たちが集まって作った村だったらしい。

海賊らしくというか何というか、
彼女が生まれ育ったこの島の信仰の対象は、
他所では『悪魔』と言われている、海と風を操る、
『Forcalor』《フォルカロル》という神だった。
グリフォンの翼を持つ人の姿で現われるというその神は、
人を溺れされせ、海軍の船すら転覆させる力を持つという。


旅をして珍しい物を観て廻るのが好きだった俺は、
この島を訪れ、巫女をしている彼女に出会った。
そしてお互いに、一目で恋に落ちた。

ヨーロッパの小さな港町で孤児として育った俺は、
正真正銘、生まれついての天涯孤独だった。
だから彼女が、どんな生まれで、どんな立場の人間だろうと、
俺の方はまったく構わなかった。だが彼女の方は違った。

この村で巫女として選ばれた娘は、その一生をこの海と風の神、
フォルカロルに捧げなければならない。
男と結婚することはおろか、島から出ることも禁じられていた。

そうして俺たちはある夜、駆け落ち同然で島を出たのだ。
元々海賊だった祖先をもつ村の男たちは血の気が多く、
見つかれば二人とも見せしめに殺されかねなかった。
俺たちはたびたび住居を変えながら暮らした。
そして島から逃げ出して数年たったある年、こいつが産まれたのだ。

彼女は、出産した土地にちなんで、
オランダの花の女神、フローラの名前をこいつに付けた。
そして唯一、彼女が村から持ってきた巫女の証である
金のロケットを与えてこう言った。

『フローラ・デ・ルシア。
花の女神フローラと、海と風の神、フォルカロルの加護が、
貴女の一生を幸せに守りますように』

島を出てから、一度も口にしなかった悪魔の名を口にしたのだ。
嫌な予感がした。
悪魔の名など、他の者が聞いたらどう思うだろう。
どこからばれるかなんて、解ったものではない。

俺は彼女に口止めをした。だが彼女は止めなかった。
俺のいない時に話しかけているのだろう、
こいつは舌っ足らずの声で、悪魔の名前を口にするようになった。
何度も何度も何度も。

そんなある日の事だった。
彼女が溺れ死んだのは。

俺が仕事で家を空けている時だった。
熱を出したこいつを医者に見せるために、
酷い暴風雨の中、彼女は家を出たのだという。

大水で溢れかえる川を渡るとき、
橋の途中で足を滑らせたのだろう、という事だった。
だが、胸に抱かれていたはずのこいつだけは生き残った。
嵐が過ぎ去った後、橋の真ん中ですぶ濡れになりながらも、
あったはずの熱もなく、すやすやと眠っていたという。
手には、あのロケットがしっかりと握られていた。


だから俺には解るのだ。
こいつは俺に罰を与えているのだと。
島を出た彼女の命を奪い、俺を一生苦しめるために、
あの悪魔は娘の魂と体を乗っ取ったのだ。

だが負けるわけにはいかない。
彼女を殺したこいつを、娘の体から追い出してみせる。
俺も色々と調べたのだ。
悪魔祓いには、火や刃で傷を付けるのが効くのだそうだ。

「悪魔よ去れ」

俺は今日も、娘の腕に煙草の火を押し付ける。



☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ 
 


【フローラ・デ・ルシア 二 】


火がついたように泣き叫ぶ子供の声が聞えてくる
その部屋のドアを、青年は執拗に叩く。

警察は証拠が出るまでは頼りにならない。
孤児院には幼い子供への虐待の噂もある。
実の父親に育てるだけの生活力があるのなら、
彼女にとっての幸せもこの小さな部屋の中にあるのかもしれない。
だがそれでも。

長屋式に繋がったこの住宅に、
画家の卵である青年は五年程前から暮らしている。
男たち家族がその隣の空き部屋に引っ越してきたのは一昨年の事だ。

若い頃に商船で稼ぐ事を覚えたという父親は、不規則な仕事で
家を空ける事も多かったが、逞しく優しい、正直な男に見えた。
その妻である美しい女性は、どこか世間ずれしていないというか、
この世界の者ではないような、神秘的な雰囲気を持った女性だった。

母親の彼女に良く似た小さな娘は、その名の通り、
花の女神に祝福されたような愛らしい少女だった。

何か事情があってこの土地に来たのだろうという、
常に何かに追われているような不穏な印象は感じていたが、
それでも青年の目には仲の良い、幸せそうな家族に見えていた。
昨年の嵐の晩、男の妻が亡くなるまでは。

高熱を出した娘を近所の医者に診せるために、
水かさの増した川を渡ろうとしたらしい。
後で置手紙が見つかったそうだ。

彼女は後日、下流で見つかった。遺体は無残なものだったという。
だが少女の方は、橋の真ん中ですやすやと眠っていたらしい。
自殺や心中かとの噂もあったが、真相は未だに解っていない。

それからだ、父親である男の様子がおかしくなったのは。

長屋の窓から酒と煙草の匂いが漂ってくる。
そういう時は決まって、少女の酷い泣き声が聞こえてくるのだ。

青年ももちろんの事、近所の者たちは何度か心配して声をかけた。
だが母親を恋しがって泣くのだ、放っておいてくれと言われ、
部屋の中にすら入れてもらえない状態では取りつく島もなかった。

隣に住んでいながら、嵐の晩に彼女たちが出ていった事に
気が付けなかった青年は、ずっと罪悪感を抱えていた。


ある日、青年が世話をしている野良猫が、
開いている窓から少女の部屋に入って行くのが見えた。

とても賢い黒い雌猫で、男の妻である女性が生きていた頃は、
少女と共にエサをやったり、じゃらして遊んだものだ。
彼女たちの金の髪に似たプラチナブロンドの青年は、
そうしているとまるで本当の家族のようだと
長屋の住人たちに冷やかされたものだ。

たまたま父親が居なかったのが幸いした。
彼がいたら黒猫だからと外に放り出されていたかもしれない。
やたらと迷信に敏感な男なのだ。窓越しに声をかけると、
少女は猫を追うようにして青年の元へやってきた。
彼女の小さな腕には包帯が幾重にも巻かれ、
その手の甲には無数の火傷の跡が見て取れた。


そして今日もまた、少女の泣き声が聞こえてきたのだ。
長屋の住人達にはすでに話してある。

証拠さえ掴めれば、たとえ一時的にでも少女を引き離すことも、
その間に男を諭すなり、戒めるなりする事も出来るだろう。
何人かの住人たちに伝えると、青年は男の部屋のドアを叩いた。

ゆっくりと、鍵を開ける音がした。
細く開かれたドアから男の目が覗く。

「……何の用だ」
部屋から漏れる酒と煙草の匂いがさらに強くなる。
そして少女の泣き声も。

「少し、部屋に入れてくれないか」
青年はドアを閉められぬように、足をはさむようにして話しかける。
住人達が集まれば、無理にでもドアを開け放つ事ができるだろう。
それまでの時間稼ぎだ。

その一瞬、影のように細い隙間を抜けて部屋に侵入した者がいた。
あの黒い雌猫だ。彼女は本当に賢い。そしてタイミングが良い。

「ああ、やっぱりここに居たんだな、ほら、猫だよ。
うちで世話してるんだ。帰してもらえないかな」
青年は部屋の奥を示し、笑顔で話しかける。

少女は部屋の奥の暖炉の前の揺り椅子に腰かけているようだ。
チラチラと揺れる赤い光が、彼女の頬や髪を照らしては影を落とす。
黒猫は彼女のほうへ真っ直ぐに走って行くと、その膝に飛び乗った。

青年は黒猫の後を追うようなそぶりで部屋に入り、少女に近づく。
不思議な事に、少女はピタリと泣き止んでいた。
黒猫は彼女の傷を優しく舐めている。

「……そうか。黒猫は魔女の使い、って言うもんな。
それにお前か。俺がいない間に妻に手を出したのは」
後ろでガラスの割れるような音がした。

「だからお前も悪魔の仲間なんだな。
悪魔に時間なんて関係ないもんな。それともお前があの悪魔か?
いつから俺たちに付きまとってた? 島を出た時からか?」
焦点の合わない目で、手に持った割れた酒瓶を青年に向けて言う。

「やっぱり全部、終わらせてしまう方が良いんだ。
片づけてしまおう。俺には最初から、娘なんていなかったんだ」
男が煙草を落とすと同時に、床にこぼれ広がった
アルコールに引火して炎が燃え広がった。
自分の衣服に火が付いたことにも構わずに、
酒瓶を振り上げた男は青年めがけて突進した。

青年は少女と猫を抱き抱えると、
唯一の出口である玄関のドアに向って走った。
割れた酒瓶が彼の肩口と背中をえぐる。
男ともつれるようにして倒れ込んだ青年は、
それでも少女と猫を自分の懐に守るようにして離さなかった。

そして立ち上がった男がもう一度酒瓶を振り上げたその瞬間、
少女は幼いながらにこう思った。
『自分がいなくなれば良いのだ』と。

その瞬間、少女は黒猫とともに青年の腕の中から掻き消えた。

駆けつけた住人の何人かは確かにそれを目撃していた。
住人たちの手により、火は消され、男は取り押さえられた。
青年の傷も幸いにもそれ程深くはなく、数か月で完治した。

だがどこをどう探しても、少女と黒猫は見つからなかった。


そして彼らが知ることはなかった。
少女の母親の願いが、確かに叶えられたことを。

『フローラ・デ・ルシア。
花の女神フローラと、海と風の神、フォルカロルの加護が、
貴女の一生を幸せに守りますように』

悪魔と呼ばれた海と風の神は、その身と心を尽くして
生涯祈りを捧げ続けてくれた清らかな女性の命に代えて、
世界中の何よりも愛おしい娘を救った。

そして幾つもの姿と名前を持つ花の女神は、
自分の加護の力の強く働く世界に、少女を招いたのだ。

やがて少女は新しい世界で新しい名で呼ばれ、
その世界中の誰もが愛してやまない存在になるのだが、
それもまた、彼らは知る由もなかった。











【第二章:了 第三章へ続く】





☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ 



以下裏話となります。

いつもの事ではありますが、物語のイメージが崩れるという方は、
読まないで大丈夫です!(๑•ω•́ฅ✧



今回の加筆修正にあたって、
鈴虫は何月くらいに鳴いていたかな? と検索して知ったんですが。


『虫の音』が心地良く聴こえるのって、日本人だけなんですって。


正確には、子供の頃に日本語を母国語として聴いていると、
そういった自然の虫の声などが左脳で処理されるため、
『声』として認識されるらしいです。

たしかに日本では、『虫の声』って言いますもんね。(^ェ^)


一方西欧などの外国語が母国語で育った場合、
虫の声は『ノイズ』として認識されてしまうのだそうで。(-ェ-);


そういった科学的な理由があるみたいなので、
詳しくは以下のサイト↓などで!(๑•ω•́ฅ✧

右脳と左脳と虫の声




さて、ようやく第二章の最終話まで加筆修正が終わりました!

番外編としてラストに付属しているフーカの過去のお話はねー……。

内容があれなので、残酷に書くの嫌だったんで、
最初けっこう、ザックリ書いて極力シンプルにして、
あんまり見直ししませんでした。


 (TェT)


今回修正して、ちょっとだけ丁寧に描写し直しました。
でもやっぱり表現は極力シンプルに。

お話としてはずっと先になりますが、この過去の件に関しても、
救い的なものは一応用意しています。



さてようやく三章の加筆修正に入れますよ!

三章も、今現在公開しているところまでは、
ブログに載せていこうかなと思っております。

だいぶ時間がかかっていますが、個人的には当時は
「何かがおかしいんだけど、どう直したらいいのか解らない」
って頭が追いつめられて気が付けなかった箇所を直せるので、
ある意味納得がいくまで修正できる今が幸せですw(^ェ^);


ツイッターとか、アート系サイト等のログインとか、
人と関わりたい気持ちもなきにしもあらずなのですが、
やっぱり私の場合は極力自分のことに集中しないと良い物が
造れないらしいので、もうしばらくこんな感じでいきますw


そのためツイッター等、数日遅れで返信したりするかもしれませんが、
それでも良かったら話しかけてくださいw(๑•ω•́ฅ✧


三章の最終話まで加筆修正が終わったら、メディバンなどにもログインします!

相互フォローとか話しかけてくださっている方がいたらごめんなさい。
緊急で何かありましたらツイッターのDMやメールでお願いします!







Nekotamibnneko